カテゴリー別アーカイブ: 今週のコラム

「ゆるく仕切る家(富士見町)」竣工(林建築設計室、長野県)

【今週のコラム556 林 隆】 長野県諏訪郡富士町の標高1000mの地に建つこの家からは、遠く八ヶ岳の山並みを望むことができます。 敷地の特性から細長い平面形状になり、勾配屋根がそのまま内部空間の天井形に連動しています。 木造平屋で外壁はオール板張りです。           住宅における「間仕切り」のあり方について検討を重ねました。内部は一枚天井の細長い(9間半、約17mの)空間になっていて、そこに箱状の収納部が置かれることにより、個々の居場所が生まれるイメージの構成です。実際に17m視線が抜ける場所があり、その軸線に対しいろいろな機能が付随することにより、シンプルで明快な動線になっています。建具の少ない一体空間でありながら、ゆるく仕切られています。             建築主さんの想いがいっぱい込められた家が竣工しました。建築主さん、施工会社の現場監督さん、そして工事に携わっていただいた多くの皆様方、お世話になりまして本当にありがとうございました。

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「階層の家(松本市)」上棟しました(林建築設計室、長野県)

【今週のコラム555 林 隆】 ようやく暖かくなってきました。1階がRC造で2階が木造の混構造、傾斜する高台に建つ住宅の上棟式が行われました。 敷地全体の合理的な使い方ができるように一部造成をして、玄関前庭(車ゾーン)と主庭(人ゾーン)にあえて高低差を設けました。それに連動するように内部空間もスキップしながら4層で構成。敷地レベルと内部空間レベルの変化が織りなす、内外の多様な繋がり方が大きな特徴になっています。各フロアーを歩きながら、その設計意図を体感することができました。 急ピッチに大工さんの工事が進んでいます。建築主さん、上棟おめでとうございます。            

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「回遊する家(辰野町)」上棟しました(林建築設計室、長野県)

【今週のコラム554 林 隆】 寒い一日でしたが、無事に上棟式が行われました。敷地の南と東に庭を確保するために、建物は北西寄りに配置され、シンプルな四角の平面形状の平屋建ての家です。 設計段階で考えていたことをはじめて体感できるこの日はとても楽しみで、早速いろいろな角度から建物を眺めてみましたが、低くどっしりと構えている印象です。家の中心には、多目的に使える子供スペースと納戸があり、そのまわりをぐるりと囲む回遊動線によって組み立てられています。またリビングの大きな開口部は素直に南東方向に向いていて、遠くの景色と向き合っていることも確認できました。 春の竣工に向けてこれからしばらくは木工事が続きます。建築主さん、おめでとうございました。            

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「K内科医院新築(松本市)」上棟しました(林建築設計室、長野県)

【今週のコラム553 林 隆】 約2年の設計期間を経て上棟を迎えました。 設計は、敷地全体の総合的な配置計画から始まりました。患者さん用と職員用のふたつの駐車場のあり方、歩車道分離の玄関へのアプローチ方法、そして建物はメイン玄関とふたつの通用口を設けることにより明快なゾーニングになっています。また内部空間は住宅設計と同じようにきめ細かな視点で、動線(人の流れ)計画が練られています。 設計段階では図面や模型によって検討を繰り返してきましたが、この日道路から眺めてみると、切妻屋根のシンプルなフォルムは想定していたよりも大きくどっしりと構えているように感じました。天候に恵まれ無事に上棟式が執り行われました。建築主さん、おめでとうございます。            

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2013年もよろしくお願いします

【今週のコラム552 林 隆】 2013年がはじまりました。事務所はこの4月から開設16年目になります。継続してお仕事をさせていただきまして感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。 現在設計でお世話になっている建築の着工予定は、今年の春であったり、また秋から来年にかけての予定もあり様々なスケジュールで進行中です。敷地については、新しく土地を購入されるケースや、既存の建物を解体して建て直すケースもあります。暮らし方は単世帯や2世帯、また県外から長野県内へ移り住まれるケースもあります。構造も木造だけでなく、RC造+木造の混構造によるメリットを活かす計画もあります。 いずれの場合にも共通していることは、建築主さんと共に 暮らし方 を考え、暮らしをデザインしていくことにより、合理的で美しい空間が創られていくことです。じっくりと時間をかけて様々な課題を克服しながら、最終型へとどんどん進化していくそのプロセスがすごく重要かと思っています。建築主さん、そして工事に携わっていただく多くの皆さま方、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。これからもホームページやこのブログ、そしてフェイスブックなどでも事務所の情報をお伝えしていきたいと考えております。

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2012年、ありがとうございました(林建築設計室)

【今週のコラム551 林 隆】 2012年もあと1日で終わろうとしています。 今年も、建築主さんとのご縁をいただき、住宅設計を中心にお仕事をさせていただきました。「場をつなぐ家(松本市)」「内土間の家(安曇野市)」「流れを生むリノベーション(池田町)」「はすに向く家(諏訪市)」が竣工しました。長い設計期間を経て、住まい手の熱い想いがいっぱい込められた建築です。そして建築主さんのご厚意によりましてオープンハウス(完成時の見学会)も開催させていただき、多く方に新しく生まれた建築空間を体感していただくことができました。 現在工事中の建築としましては、「ゆるく仕切る家(富士見町)」「炉壁をつつむ大屋根(辰野町)」「階層の家(松本市)」「K内科医院新築(松本市)」「回遊する家(辰野町)」があり、来春の竣工に向けて着々と工事が進んでいます。 現在設計中のプロジェクトは、来年の春から秋にかけて着工する予定で、お正月あけからパワー全開で取り組ませていただきます。 建築主さんには今年1年お世話になりまして本当にありがとうございました。 10月には嬉しい知らせがありました。JIA(社)日本建築家協会主催の「2012年優秀建築選」100選に、「らせんの家(松本市)」が選定されました。建築主さん、そして工事に携わっていただきました多くの皆樣方に改めて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。とても励みになり、設計活動をしていく上で明日からのエネルギーがわいてきます。来年春に年鑑が発刊になります。 facebookをはじめて1年半が過ぎました。今年も多くの方との出会いがあり、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。林建築設計室のfacebookページには、450人の方から「いいね!」をいただいておりまして本当にありがとうございます。今年は7月に「信州ソーシャルメディア研究会」を立ち上げまして、毎月1回の勉強会を続けてきました。今まではホームページやブログでの情報発信が中心でしたが、フェイスブックなどのソーシャルメディアには今後いろいろな可能性を感じています。この会で同じ思いの異業種の皆様方と出会うことができ、皆で応援しながら積極的に活用していく準備ができつつあるところです。来年以降も続けていければと思いますのでよろしくお願いします。 林建築設計室は1月6日(日)までお休みさせていただきます。年末年始は1年の中で一番長い休みになります。少々苦労して探した中古並行のABARTH500を連れ出してリフレッシュしたいと思います。どうぞ皆様よいお年をお迎えください。             林建築設計室 公式サイト http://www.h-a.jp 林建築設計室 facebookページ https://www.facebook.com/ha.japan 林 隆 facebook個人アカウント https://www.facebook.com/ta.hayashi  

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「ゆるく仕切る家(富士見町)」上棟しました(林建築設計室、長野県)

【今週のコラム550 林 隆】 今日は、長野県諏訪郡富士見町に建つ住宅「ゆるく仕切る家」の上棟式でした。標高1000mの敷地(なぜか看板が立っています)には昨夜から降り続いた雪が10㎝くらい積もりましたが、屋根の板金工事までを終えていましたので、工事には影響なく何よりでした。晴れていればこの写真の角度から、遠く八ヶ岳の山並みを望むことができるのですが、次の機会まで楽しみをとっておきます。             平屋建ての住宅で、内部は一枚天井の細長い(9間半、約17mの)空間です。そこに箱状の収納部が2つ置かれることにより、ゆるく仕切られた個々の居場所が生まれるイメージの構成になっています。実際に17m視線が抜ける場所に立ってみましたが・・・、長いですね。その軸線に対しいろいろな機能が付随することにより、シンプルで軽快な動線になっています。             主要な仕上げ材料として、赤松の床材、杉の天井材、唐松の外壁板材の現物サンプルを施工会社に用意してもらい、式の後、建築主さんに確認していただきました。素晴らしく綺麗な無垢材で、今から仕上がりが楽しみです。建築主さん、おめでとうございました。施工に携わっていただく皆様方、寒い季節の工事で大変かと思いますがどうぞよろしくお願いいたします。(林 隆)            

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「炉壁をつつむ大屋根(辰野町)」上棟(林建築設計室、長野県)

【今週のコラム549 林 隆】 長野県辰野町に建つ住宅「炉壁をつつむ大屋根」が上棟しました。この日は外から、柱と梁で構成される構造体をいろいろな角度から眺めてみたり、内部を歩いてみることにより空間の高さ関係をある程度まで認識できます。設計段階で意図したことを、はじめて原寸で体感できるワクワクする瞬間でもあります。             基礎工事を終えた段階で、建物の中央に高さ2mくらいのコンクリートの壁が立ち上がっていましたので、道行く人は不思議に思ったかもしれません。 この家の中心部に立ち上がる象徴的な炉壁には、オリジナル薪ストーブが取り付けられます。そして1階と2階は吹抜けを介して緩やかにつながり、瓦葺きの大きな一枚の屋根が内部空間を優しく包み込みようなイメージの建築です。     12月16日、天候にも恵まれて上棟式が無事に終わりました。突然の雨や雪に備えて屋根と外壁がブルーシートで覆われましたが、帰る時には、月の見える夜空がとても綺麗でした。竣工は来春の予定です。            

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「はすに向く家(諏訪市)」竣工(林建築設計室、長野県)

【今週のコラム548 林 隆】 長野県諏訪市に建つこの家は、住宅と車庫の二棟からなり、設計期間10ヶ月、工事期間7ヶ月を経て12月15日に竣工引き渡しになりました。 現在南隣地は空地ですが、将来家が建つことが予想されます。敷地の西側には小さな川が流れその河川敷きの土手は、敷地より2mくらい高くなっています。土手を歩く人から見下ろされるような敷地なのですが、川の反対側には遠くの山並みを望むことができます。 そのような敷地条件の中で、敷地の使い方と建物の配置について検討を重ねることにより、南西方向に開くことが最も重要である事がわかってきました。主要な部屋が南西方向に向くことにより、①南隣地に家が建っても室内はいい環境が保たれる ②土手を歩く人と視線が合わない ③2階リビングから最も綺麗な景色が見える、というメリットがあります。 四角い建物を45度斜めに配置すると、敷地の四隅に使いにくい外部空間が残ってしまいます。そこで建物は方位と敷地形状に対して素直に据え、プラン的には45度ふれている間取りが生まれました。 家の中央を貫く斜めの壁を設け、その壁に沿って各居場所が斜め(はす)に向いて構えています。南西方向の「眺望の方向性」と「壁の角度」、このふたつの軸線は一致していて、偶然にも諏訪大社上社に向いているのです。 象徴的な斜めの壁を活かした有機的な動線計画により、階段を上がり2階に立った瞬間、目の前には自慢の景色が飛び込んで来るドラマチックな演出をしています。平面的に斜めの壁が存在することにより、2階の屋根を支える木造の化粧タルキは、1本1本すべての長さが異なり、外周部に接する部分の高さと角度が皆違うという大変複雑な納まりでしたが、大工さんをはじめ職人さんたちが丁寧に造ってくれまして、まさに構造美が表現されています。 建築主さんの想いがいっぱい込められた家が竣工しました。ここでどんな暮らしが始まるのか、建築主Kさん、またの機会に聞かせてくださいね。施工会社のKさんとIさん、そして工事に携わっていただいた多くの皆様方、お世話になりまして本当にありがとうございました。                          

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毎日着実に形になっていく建築(林建築設計室、長野県)

【今週のコラム547 林 隆】 建築設計事務所の仕事は大きく分けてふたつ、「設計」と「工事監理」になります。住宅の場合一般的には、設計に1年、工事に半年というイメージで進んでいきます。設計期間はクライアントさんの事情もありますので、長い場合は2年以上のこともあれば、短い場合は半年くらいのこともあります。 11月も中旬になり、工事現場では雪が舞ったという話も聞かれるようになりました。現在進行中の現場の状況をご紹介します。「はすに向く家(諏訪市)」は年内の竣工に向けて最終仕上げの段階になりました。「ゆるく仕切る家(富士見町)」、「炉壁をつつむ大屋根(辰野町)」、「階層の家(松本市)」は基礎工事が進行中。「K内科医院新築(松本市)」と「回遊する家(辰野町)」は近日中に着工します。 現場監督さんから聞くところによりますと、躯体工事の職人さん達(特に鉄筋や型枠)が大忙しで、各現場では人数の確保に大変なご苦労をされているようです。そんな中で毎日着実に、大勢の人の手によって工事を進められていて、本当にありがたく思います。日々、机に向かって悶々としている時間帯が長いですが、現場へ出向くと感動することが多いです。 カレンダーを見てみると今年も残り40日あまりになりました。基本設計そして実施設計もエンジン全開で取り組んでいます。建築主さん、よろしくお願い致します。ちなみに現在設計中の建築は、来春に着工する予定です。            

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