月別アーカイブ: 12月 2011

さようなら2011年 【今週のコラム518】

 2011年もあと4日で終わろうとしています。林建築設計室は今日12月28日で仕事納めになります。今日は残っている一部の仕事と大掃除がメインになりますが、年賀状書きが結局今日になってしまいました。日が変わらないうちには郵便局へ持ち込みたいのですが元旦着はおそらく無理かと思います。大変申し訳ありません。  今年もおかげさまで建築主さんとのご縁をいただきまして、深い想いを込めた家づくりのお手伝いをさせていただくことができ本当にありがとうございました。また施工を通じて現場監督さんや職人さん達とも出会い、多くの方々の力の結集によって建築を造りあげていただいた事を本当に嬉しく思います。ありがとうございました。具体的な仕事のことは、前々回の【今週のコラム516】でもふれています。  今までの仕事が評価されたこともこれからの大きな励みになりました。グッドデザイン賞2011(住宅部門)を「らせんの家」が、第10回長野県建築文化賞・奨励賞を「重なる柱状の家」がいただくことができました。また雑誌にも掲載していただきました。信州の建築家とつくる家・第8集(JIA長野県クラブ)、現代日本の建築家6・優秀建築選2010(日本建築家協会)、グッドデザイン・イヤーブック2010、第31回INAXデザインコンテスト優秀作品集、信州の情報誌「KURA」別冊vol3、ホームシアターファイルvol61でお世話になりました。取材の際に建築主さんには大変お世話になりましてありがとうございました。  私にとっての大きなニュースは、facebookです。はじめて半年が過ぎました。最初の頃はシステムをよく理解できていなくてご迷惑をおかけしましたが、今では毎朝早起きをしてPCに向かう日々が続いています。新しい出会いや久しぶりの同級生との交流など、時間がいくらあっても足りない状況です。どうやら中毒になってしまったようです。KLOUTスコアは12月28日現在、63になりました。私なんかがこのスコアであることは、お世話になっている皆さま方のおかげで感謝の気持ちでいっぱいです。Google+やTwitterもはじめてみました。ソーシャルメディアは2012年にはいったいどんなことになるのでしょうか。想像もつきませんがとても興味深いです。  今年最後の「今週のコラム」になりました。一年間読んでいただきまして本当にありがとうございました。事務所は明日29日~1月5日までお休みにさせていただきます。どうぞ皆さまよいお年をお迎えください。私事ではありますが急きょ、留学している娘のところへ様子を見に行ってくることになりました。その準備もこれからですが・・・。 (林 隆)

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回廊 (住宅紹介92)

「回廊の家」(長野県辰野町、2011年) 隣接する敷地に別棟で建つ二世帯住宅です。 中庭を共有し、そこを囲むように”回廊”によって二棟が結ばれています。 離れているけれども近くにいる。両世帯にとっての心の拠りどころになることを願いながら、設計に一年半、工事に八ヶ月の長いプロセスを経てこの秋に竣工しました。

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玄関土間 (住宅紹介91)

「黒壁の家」(長野県松本市、2011年) 玄関に入るとそこは”土間空間”になっています。お招きする場所として、物を置く場所として、作業ができる場所として多目的に使えます。 趣味の自転車が壁にセットされ、毎日通勤に使う自転車もここに置かれています。

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週末住宅 in 白馬村 (住宅紹介90)

「矩勾配の家」(長野県白馬村、2010年) 白馬村に建つ小さな週末住宅です。 夏は避暑・冬はスキーの拠点として、そして友人を招きバーカウンターでお酒を楽しむ家。 先日建築主さんに会って聞いたところ、すでにまわりは雪でまっ白だそうです。

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別荘 in 蓼科高原 (住宅紹介89)

「高原の風が吹抜ける家」(長野県茅野市・蓼科高原、2004年) 高原に建つ別荘です。 大きな開口部を全開することができて、外部と内部がつながり一体的な空間になります。 写真は秋の様子ですが、これからの雪景色もいいものです。

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「屋外リビングの家(松本市)」竣工 【今週のコラム517】

12月17日(土)の朝竣工引渡しになり、その週末を利用して新居へのお引越しをしていただきました。設計の初期の段階で重要視した点は、敷地と道路にある高低差の有効利用、土地形状の特性を活かした配置計画、明快なゾーニングと合理的な動線計画、北側の歩道にある桜並木を室内の随所から見えるようにしたい、2階から南方向に見える松本市街の眺望を活かしたい、そして長期優良住宅の認定を受ける、というようなことでした。 建物の配置にはいくつかの可能性がありましたが、居間に続く半屋外空間のあり方、建物とガレージの関係、玄関と勝手口の位置付け、ゲストルームの独立性、水廻り一式と物干し場所の近い関係性、などを総合的に検討して最終案に至りました。 南側の日当たりのいい場所に、「屋外リビング」と呼んでいる”外と内を結ぶ中間領域”があります。その場所の一面はリビングと、もう一面はゲストルームと接しています。そして残りの二面は庭とつながっていて、そこには全面開放できるガラス戸が装備され、建具の開閉によって外部になったり内部になったりします。夏は建具を開放して屋根付きテラスのようなイメージ、冬は建具を閉鎖してサンルームにようなイメージで、暮らしの中で多目的な役割を果たすことができそうです。 設備的には太陽光発電や深夜電力蓄熱型の輻射暖房などにより、将来にわたるランニングコスト低減を図っています。来春、歩道の桜並木に花が咲く頃、敷地内にも植栽工事を行う予定です。見る庭・活動する庭・玄関の前庭が建物を囲み建築計画が完結します。(林 隆)

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不思議な階段 (住宅紹介88)

「格子の家」 (長野県安曇野市、2008年) 住宅の階段です。 床と壁と天井の仕上げは漆喰塗りで、一素材・一色彩の”境界のない空間”。 時間・季節・天候によって違う表情を見せてくれる「光」が主役で、「建築」は脇役になっているような気がします。

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展望風呂 (住宅紹介87)

「展望の家」(長野県松本市、2008年) 3階建てRC造住宅の3階に大きな浴室を造りました。コーナーのサッシを全開することもできて眺望を楽しむことができます。 日本テレビ「スッキリ!」で2010年3月に放映されました。

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今年もあと2週間 【今週のコラム516】

 早いもので今年もあと2週間余りとなりました。年賀状のデザインをどうしようか考えているところですが、少々早い年末モードで一年間を振り返ってみます。facebookを始めてちょうど半年になりました。まだわからないことばかりですが、友達が200人、そしてfacebookページの「いいね!」を押してくださった130人の方に応援をしていただいています。ご縁がありまして本当に嬉しく思います。ありがとうございます。おかげさまで最近は早起きが定着してきて健康的(?)な毎日です。 設計監理でお世話になり今年竣工した建築です。  「小さな離れ」(松本市、6月竣工、離れのリノベイション)  「長い切妻の家」(千曲市、6月竣工、ご実家の隣の敷地に建つ)  「らせんの家」(松本市、7月竣工、間口が狭く奥行きのある敷地に建つ)  「光と風と休息の家」(松本市、7月竣工、二世帯住宅)  「黒壁の家」(松本市、10月竣工、新しく造成された敷地に建つ)  「家族が集う家」(松本市、10月竣工、長く住み慣れた敷地での建て替え)  「回廊の家」(辰野町、11月竣工、二世帯が別々に二棟を新築)  「光のうつろうコートハウス」(松本市、12月竣工、敷地の四方を囲まれた住宅地に建つ)  「屋外リビングの家」(松本市、12月竣工、家の前の歩道は桜並木)  設計期間としては半年~2年、工事期間は6~10ヶ月を要していまして、建築主さんには長い間お世話になりまして本当にありがとうございました。 今週末には、「屋外リビングの家」のお引き渡しと、設計が進行中物件の打合せが予定されています。ゆっくりと飲んでもいられずに、これからラストスパートです。そして年末年始のお休みはちょっと長めにいただければと考えています。(林 隆)

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白いシンプルな空間 (住宅紹介86)

「重なる柱状の家」(長野県安曇野市、2010年)  壁も天井も漆喰塗りです。暮らしの中で人や家具が主役になれるように、建築的にはシンプルな白い空間になっています。控えめで主張のないデザインを目指しています。グッドデザイン賞(住宅部門)をいただきました。(林 隆)  詳しくは、林建築設計室 公式サイトhttp://www.h-a.jp をご覧ください。

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