日別アーカイブ: 2012年4月1日

新年度を迎えて (林建築設計室、長野県)

【今週のコラム527】 2012年4月1日(日)、新年度を迎えました。  林建築設計室は今日から事務所設立15年目になります。 住宅、別荘を中心とした建築(新築・増築・リノベーション)の設計監理に携わり、ご依頼をいただきました建築主さんは100名を越えました。 設計監理専業の一級建築士事務所として今日まで何とか存続できていますのは、建築主さんに支えていただいているおかげで改めて感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。   最近facebookでお世話になっている建築主Kさんの家は築10年になります。 これから家づくりをされる方にとって何かの参考になるようであればと、10年間暮らしてみての感想をコメントいただけるとのことで本当にありがたいことです。 当時はまだ実績の少なかった私に仕事を任せてくれた時のことを思い出します。   数日前には、以前お世話になった建築主Kさんから久しぶりにメールをいただきました。 当時小学生だった息子さん達が高校を卒業し新しい道に進むため東京へ引っ越しをされたとのことです。 9年前にビフォーアフターというTV番組で放映された頃は小さな小学生でしたが、凛々しい青年になられた写真を見てびっくりしました。街ですれ違ってもきっとわかりません。私もそれだけ年をとったということですが・・・。 日々暮らしている人数が変わることによって、家全体の空間の使い方もうまく工夫できると思います。  また一昨日の新聞記事を見て知ったのですが、建築主Hさんの娘さんが宝塚音楽学校に合格されました。設計でお世話になっていた頃はまだ小学生でしたが、勉強とレッスンをがんばっていました。本当に夢がかなったのですね。私も嬉しいです。おめでとうございます。全面タイル張りのリビングでの暮らしについてまたお話を聞かせて下さい。   着実に時が流れています。 お世話になった建築もいい意味で年齢を重ねていると思います。建築主さんとは日頃ご無沙汰していまして申し訳ありません。 信州もようやく春らしい陽気になってきました。今日からまた15年目の新たな気持ちで、いい建築を創り続けていきたいと思います。そしてソーシャルネットを通じて社会に対し情報を発信していければと思っています。どうぞ今後ともよろしくお願い致します。 (林 隆)                             写真は、左官屋さんの手仕事による漆喰塗りの壁。 薪ストーブは、その場にふさわしい機能とデザインを求めて、オリジナル製作品となりました。 

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別荘のリノベーション (長野県松本市の建築設計事務所)

「軽井沢S別荘リノベーション」 (長野県軽井沢町、2007年) 【住宅紹介120】 既存建物の間取りを、現代の生活スタイルに合わせて大きく見直した実例です。 新しくできた居間・食堂・キッチンの一体的な空間は、個々に仕切られていた3室を”ひとつながりの空間”として構成し直すことによって生まれました。               写真奥に見えるキッチンのある場所には、以前の建物ではトイレがありました。そのトイレを別の場所へ移動することによって、キッチンと外部空間(既存の屋根付きデッキ)とのつながりが強まり、そこでの食事を楽しめるような場所になりました。 建物のほぼ半分がまったく新しい間取りとして蘇り、新しい快適な暮らしがはじまりました。 

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